2017年11月、ベトナムのハノイからラオカイまで鉄路で行き、そこからサパという観光地へ行きました。
ベトナムには通勤列車はなく、長距離列車ばかりで、昼だけではなく夜も走ってます。
長いものでは、ハノイ=ホーチミン間約1700キロのものがありますが、今回の列車は約300キロと比較的短めです。
ハノイ=ラオカイ間は1日数往復あるようですが、うち2往復は夜行列車です。
その夜行列車には、ベトナム国鉄と契約したホテルなどの専用車両が連結されてます。
今回は、通常のベトナム国鉄の車両ではなく、サパで最高級のVICTRIA HOTELが契約しているVICTRIA EXPRESSに乗車です。
ハノイ駅には、VICTRIA EXPRESSの乗客専用の待合室があります。
ウエルカムドリンクが豊富でした。ワインを飲んでくつろぎますが、鉄の血が騒いで駅の中をうろうろ始めました。
出発30分前になると、スタッフが車両まで案内をしてくれました。
車両入口には、フランス人らしきスタッフがかなり早口の英語で、車内のことや諸注意をしゃべってきます。。。
GA HA NOIと書いてあるのはハノイ駅のことです。GAは「駅」です。
長距離列車ばかりが停車してます。ハノイからは南部ホーチミン、東部ハイフォン、東北部経由で中国、西部ラオカイと、各方面に鉄路が伸びてます。
日本の寝台列車の出発待ちと同じような、まったりとした雰囲気で出発時間まで待機してます。
VICTRIA EXPRESSの車内は、4人用のコンパートメントと2人用の個室がありますが、2人用は単に上段の寝台が片づけられてるだけのようです。
私が乗ったのは4人用のコンパートメントでしたが、今日はほかに利用者がいないので、妻と2人で使っていいとスタッフに案内され、上段の寝台を折りたたんでくれました。
1両に6部屋とスタッフの給仕の部屋があるようです。
朝5時に朝食が提供されました。
朝5時30分過ぎにラオカイ駅に到着。
VICTRIA EXPRESSは最後尾の15号車でした。
前の方は、ベトナム国鉄の車両です。
こちらも寝台車ですが、前の方は座席車両もあるようです。
VICTRIA EXPRESSには、ドアにVICTRIA EXPRESSの表示があるのですが、せっかくなら車両の色も変えてほしいところです。
ここからは、出迎えのワゴン車でサパの街まで約1時間30分程度乗りますが、それにしても車酔いしやすい人は、耐えられないかも。。。