ベトナムの交通は貧弱で、鉄道といったら長距離列車で1日数本といったところで、通勤通学では使えない状況です。そこで、都市の公共交通はバスしかない状況(記事を書いている2018年1月現在)で、縦横無尽に走っているバイクの中を器用に走っています。
ベトナム最大の都市ホーチミン市の空港、タンソンニャット空港から市内中心部までは、ほとんどの日本人はホテルのピックアップやタクシーを利用してます。ツアーの方は、当然貸切バスでの移動です。
ツアー以外の方々が路線バスを利用しないかというと、空港へ行く路線バスがほとんどないからです。
2016年初頭までは152番(料金5000VND)が市内中心部のベンタインバスターミナルから(厳密いにいうと、始発ではないのですが、始発地から乗る外国人がほとんどいないので・・・)出てましたが、2016年3月以降バス路線が充実し始めました。
新設されたのは、109番、119番、49番です。
2017年5月に49番に乗りましたのでその画像を。
49番は、外国人がよく行くドンコイ通りを通り、空港に戻ってくる循環系統です。
運賃は152番のように5000VNDではなく結構高かった記憶がありますが、スタッフに、宿泊先を聞かれ、シェラトンホテルなら近くにバス停はないので、シェラトンホテル前で下してやるから80,000VND払ってくれと言われ、400円程度なのでよいかと思い乗車。
本当は20,000~30,000VND程度だったかと思います。
車内はふつうのマイクロバスです。
車内には路線案内がありますが、どうやら外国人をターゲットとしているようです。
バスに乗車している際にふと思ったのですが、今回は妻と2人です。
となると2人分で160,000VND・・・
いつもタクシーで150,000VND程度でホテルまで行っているではないか!と気づき、80,000VNDも払ってバスに乗ったのが馬鹿らしくなりました。
なんでバスに乗る前に気付かなかったんだ、俺!
2018年1月29日月曜日
第131回 沖縄バス株式会社の730車
1972年に沖縄が日本に返還後され、その後「1国1交通制度」の道路交通に関する条約に基づき、1978年7月30日に本土と同じ左側通行への切り替えが行われました。
そうなると、バスの乗降口が反対になり、かといって対面から自動車が来ている側でお客の乗降をするわけにはいきません。
そこで、1978年7月30日の左側通行切り替えに合わせ、沖縄県のバス事業者は現行と同じ右ハンドル車を合計1000台以上一気に導入しました。車歴の浅い左ハンドル車は右ハンドルに改造されたようですが、ハンドルが結構重いなどで運転手からは不人気だったそうで。。。
この時に大量導入されたバスを、「730車」と呼ぶようになりますが、1990年代後半から廃車が進み、2000年を過ぎるとバス事業者によっては730車は全廃というところも出てきました。
沖縄の道路交通の変更は、沖縄の歴史上重要な日とのことで、東陽バスと沖縄バスは動態保存をしてます。
沖縄バスでは、この730車を毎週日曜日にいまだに運行してます。また、バスの日に合わせたイベントや道路交通が変わった7月30日に合わせ、特別運行をしてます。
話は長くなりましたが、今回は2014年9月のバスの日イベントで運行されました730車をご紹介です。
32系統のコンベンションセンター~那覇バスターミナル間の走行でした。
乗客のほとんどは、バスマニアでした・・・
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